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有床診の充実求める決議文採択、民主・議連

レポート 2012年1月26日 (木)  京正裕之(m3.com編集部)

民主党の「適切な医療費を考える議員連盟」(会長:柳田稔参議院議員)の第12回勉強会が1月25日に開かれ、有床診療所の現状と課題について、全国有床診療所連絡協議会会長で日本医師会常任理事の葉梨之紀氏からヒアリングを行った。これを踏まえ、有床診療所の入院基本料の大幅な引き上げなどを求める決議文を採択し、民主党の輿石東幹事長に申し入れした。 冒頭、会長の柳田氏が、「自公政権の過去の改定では5回10年間、煮え湯を飲まされて、地域医療は崩壊、あるいは崩壊寸前のところも多かった。その思いを持って、民主党政権が誕生し、診療報酬を前回引き上げた。しかし、今回は本当に厳しかった。当初、この議員連盟で、ネットで3%引き上げを目指すと言ったら、保険者から反対を受けた。賃金、物価下がっている中で、診療報酬の本体プラス改定はあり得ないと言われたが、議員の仲間と力を合わせてネットで0.004%増を勝ち取った。現在、(財源の配分をめぐり)有床診療所には配慮するという議論もあるようだが、現状を聞きながら我々も頑張りたい」と挨拶。 有床診療所の現状と課題についてヒアリングを行った後、決議文を採択した民主党の「適切な医療...