「500床未満」の外来縮小を外す、要件変更
レポート
2012年2月2日 (木)
橋本佳子(m3.com編集長)
2月1日の中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で、「病院勤務医の負担軽減および処遇改善に資する体制」を要件とする点数に、新たに「糖尿病透析予防指導管理料」を追加するとともに、一般病床500床未満の病院については外来縮小を求めないことが決定した(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 「病院勤務医の負担軽減および処遇改善に資する体制」を要件とする点数は、2012年度診療報酬改定で、現行の8項目から15項目に増えることになる。当初、追加する点数については、同体制に関する計画策定の際に、「外来縮小」を必須項目として盛り込むことを求める方針だったが、1月27日の中医協総会で診療側委員から異論が出た(『「勤務医の負担軽減が条件」、14項目に拡大』を参照)。結局、特定機能病院と一般病床500床以上の病院では、15項目すべてで「外来縮小」が必須項目となる一方、500床未満の病院では必須項目から外された。 日医常任理事の鈴木邦彦氏は、「病棟薬剤業務実施加算」の療養病棟と精神病棟でも認めることに異議を述べた。 「病棟薬剤業務実施加算」は全病棟で算定可能に 2月1...
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