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18項目から成る答申書の附帯意見を決定

レポート 2012年2月3日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

2月1日の中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で、2012年度診療報酬改定の答申書附帯意見をまとめた(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 附帯意見は、今改定で積み残した課題や検証すべき改定内容を盛り込んだ構成で、計18項目から成る。積み残した課題としては、初再診料や入院基本料などの基本診療料、医師や看護師等の勤務の負担軽減、在宅医療、訪問看護、慢性期入院医療、入院医療と外来診療の機能分化、診療報酬の請求や事後チェック、長期収載品の薬価、手術や処置の技術料、医療材料や医薬品の価格などの評価のあり方で、内容は診療報酬全般に渡る。 特に初再診料や入院基本料などの基本診療料、技術料などの評価は、前回改定時から、何を評価する点数なのか、モノや設備投資等の部分はどこまで含まれるのかなど、その根本から見直すべきという意見があったが、それ以降の2年間、ほとんどこうした議論はなされず、依然として附帯意見として積み残された格好だ(『「次回改定は現場発で議論」、診療側が中医協改革で声明』を参照)。 今改定に関する検証項目としては、(1)救急医療、(2)病院勤務医...