感染防止対策加算、400点と100点で評価
レポート
2012年2月10日 (金)
橋本佳子(m3.com編集長)
2012年度診療報酬改定では、感染症対策および医療安全の観点から、「感染防止対策加算」が新設され、入院初日に1回算定できる「加算1」400点と、「加算2」100点の2段階で評価された(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 「加算1」は、「加算2」を算定する医療機関からの感染防止対策に関する相談などを受け付けることが要件『院内感染対策を強化、加算新設へ』を参照)。「加算2」は300床未満の医療機関を想定。これらの加算に伴い、医療安全対策加算の感染防止対策加算(100点)は廃止される。 また今改定では、患者への相談支援体制の充実から、「患者サポート体制充実加算」が新設。患者からの相談窓口を設置するなどの施設基準を満たした場合に、入院初日に70点が算定可能(『生活保護者にも、明細書発行の努力義務課す』を参照)。 そのほか、400床以上の病院については、2014年度から明細書無料発行の完全義務化が実施されることも決定している。現在は、明細書発行機能がないレセコンを使用している場合などは発行義務化が免除されている。 明細書発行について、健康保険組合連合会専務理事の白川修二氏は、400床以上の病...
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