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在支診と在支病、「機能強化」で大幅アップ

レポート 2012年2月12日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

2012年度診療報酬改定の重点課題となった在宅医療関係では、在宅療養支援診療所と在宅療養支援病院の機能強化を図り、在宅医療の核とする方針が打ち出された点が特徴だ(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 在支診、在支病ともに、常勤医師3人以上などの「機能強化」のための施設基準を追加。その上で、往診料の「緊急・夜間・深夜加算」、「在宅時医学総合管理料」、「特定施設入居時医学総合管理料」、「在宅患者緊急入院診療加算」、「在宅がん医療総合診療料」(改定前の在宅末期医療総合診療料)、「在宅ターミナルケア加算」が、「機能強化」とそれ以外の別、さらに病床の有無別に設定された。「機能強化」の点数はそれぞれ大幅に引き上げられた一方、機能を強化しない在支診、在支病の点数は据え置かれた。 そのほか、在宅医療の関連では、看取り医療の充実、在宅療養への移行がスムーズに進むような退院調整、訪問看護の充実などの視点から改定が行われている(『医師3人体制の在支診・在支病を評価』を参照)。 【「機能強化」の在支診、在支病関係の主な改定内容】 ◆「機能強化」の在支診、在支病の施設基準 1.従来の要件に下記を追加 (1)所...