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「マイナンバー報道」、NHK名指しで批判

レポート 2012年2月15日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

「メディアの報道はすべて見た。多くが誤解を招く報道であったことは大変、残念。特に、NHKでは大々的に医療機関の前で説明して、あたかもすぐに医療分野で共通番号が使われるかのように報道したため、直ちに抗議した。正確な情報提供をお願いしたい」 2月15日の定例記者会見で、日本医師会常任理事の石川広己氏は、2月14日に政府が閣議決定した、「行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」(マイナンバー法案)に関する報道を批判した(資料は、日医のホームページに掲載、PDF:131KB)。 日本医師会常任理事の石川広己氏はマイナンバー法案をめぐる報道を批判。 石川氏は、新聞報道の例としては、「個人の所得や介護・医療などの社会保障の情報を一元管理しようとしている」「医療機関からは診察歴などを提供してもらうため、個人情報が漏れたり、目的外で使われたりすることを不安に思う国民も多い」などの記事を紹介。「心配でたまらない、プライバシーが漏えいする、などのメールが日医に寄せられた」(石川氏)。 2011年6月30日に政府・与党社会保障改革本部が決定した「社会保障・税番号大綱」では、「医...