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時間外対応加算は患者ニーズ踏まえ3段階に - 厚労省保険局医療課長・鈴木康裕氏に聞く◆Vol.2

インタビュー 2012年2月24日 (金)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――次に改定の各論についてお聞きします。まず外来部門ですが、初再診料、基本診療料の検討は前回改定の答申の附帯意見にも入っていましたが、結局はほとんどされなかった。 そこは捉え方で、少なくても複数科受診の再診料の扱いについては議論した。初再診料に関して全く取り組まなかったわけではありません。病院団体としては恐らく、複数科受診、特に2科目の再診料の問題が重点事項だった。我々として案を提示して、両方の理解を得て一定程度は対応した。 「これからの2年間は、基本診療料の問題だけではなく、消費税、費用対効果の問題、これは医政局も関係しますが薬の長期収載の問題など、幾つか根本的に議論しなければいけない問題がある」(鈴木康裕氏)。 ――複数科受診の2科目の再診料は、1科目の半額の設定です。これで問題はほぼ解決できたのでしょうか。 初診料も2科目は半額です。動かすとしたら、今後、この点も含めてどう考えるかです。 また確かに、再診料そのものについては、前回改定であのようなこと(診療所は71点から69点に引き下げ)になりましたが、今回特にいじらなかったことは事実です。いろいろ難しい側面があり、まさに今回の答...