「医療崩壊に追い打ち」「精神的疲労の患者増加」◆Vol.1
スペシャル企画
2012年3月1日 (木)
橋本佳子(m3.com編集長)
東日本大震災および福島第一原発事故から間もなく1年。被災地の医療はどの程度、復旧・復興が進んだのか、今の課題は何か。今回の震災・事故から得られる教訓は――。 m3.comでは、幅広く全国からこれらの点について意見を集めるためにアンケートを実施するとともに、(1)被災地の現在・過去・未来、(2)震災の教訓、(3)政府に一言、(4)県・市町村に一言、(5)全国の医療者へ、(6)その他、の六つのジャンルに分けて、「400字以内」でコメントを募集した。まずこれらのコメントを順次お届けする(調査は、被災3県とそれ以外の都道府県に分け、m3.comの医師会員を対象に2012年2月16日から実施)。 【被災3県から:被災地の現在・過去・未来】 岩手県 ・被災地ではまだ瓦礫が山積みとなり、生活の基盤すら確保できていない。今後の見通しなどまだ立てられる状態にはない(公立病院、40代) ・今では市街地もだいぶ元に戻ってきた。もともと、町自体は、一部の低地が完全にやられただけで、近隣の市町村よりは、残った街並みがかなりマシな方であったからか。しかし、助かったものの、仕事を失い、途方に暮れる人々が多い気がする...
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