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理事長ポストへの応募は「他薦」 -堀田知光・ 国立がん研究センター新理事長に聞く◆Vol.2

インタビュー 2012年4月9日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

――4月からは、同じく独法化されて3年目の国立がん研究センターに行かれるわけです(インタビューは、2012年3月26日に実施)。 独立行政法人通則法と、個別法である「高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律」に従い、中期目標、中期計画を立て、それに基づいてやることが求められます。企業会計を導入する。目標を立て、その業績評価を行い、外部評価を受ける。その結果を理事会で議論し、院内に通知していく。これらは、独立行政法人にはすべて求められることであり、嘉山先生はそのスタイルを確立され、確実に実行されたのだと思います。 堀田知光氏は、「ドラッグ・ラグの解消ではなく、ドラック・ラグ自体を発生させない仕組みが必要」と指摘する。 ――今回、理事長のポストに手を挙げられた一番の理由、きっかけは。 昨年の秋まで、実はあまり考えてはいませんでした。理事長の任期は2年であるため、私に「どうか」という話がありましたが、最初は、「そんな気はない」と断り続けていました。「嘉山先生は、一生懸命に取り組み、改革をされてきた。外部評価委員会からも、その成果が評価されている。だから、今のままでいいのでは」...