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原中前会長の落選の弁、「実績評価されず、残念」

スペシャル企画 2012年4月2日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

決選投票の末、現職会長を破った横倉義武氏の勝利に終わった2012年の日本医師会会長選挙(『日医新会長に横倉氏、「オール・ジャパンで取り組む」』を参照)。当初は「三つ巴の戦い」とも言われたが、1回目の投票は、154票の横倉氏、137票の原中勝征前会長の一騎打ちの格好で、京都府医師会会長の森洋一氏は65票に終わった。決選投票では、横倉氏192票、原中氏164票だった。 都内ホテルで開催された選挙報告会で挨拶する、前日医会長の原中勝征氏。 原中氏は、選挙後、都内ホテルで開催された報告会で、2010年4月の会長就任以降の2年間の実績を挙げ、「選挙では私の実績が評価されるべきだったが、その判断はなされなかった。ここまで一生懸命にやったのに、何の評価も受けないのは非常に残念」と挨拶し、悔しさをにじませた。3人の副会長は原中氏の推薦者でない、「ねじれ執行部」としてスタートした2年間を振り返り、既に内定していた参議院議員選挙の組織内候補擁立の見送り、政党献金への廃止、2回連続プラスの診療報酬改定のほか、特定看護師(仮称)や医学部新設に反対してきたことなどの実績を紹介。 特に診療報酬改定について、原中氏...