1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「日医の綱領」の策定目指す、横倉新会長

「日医の綱領」の策定目指す、横倉新会長

レポート 2012年4月2日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会の定例代議員会が4月2日開催され、新会長に就任した横倉義武氏は、「日本医師会の綱領」を検討し、日医の目標や理想を会員ならびに国民に示す方針であることを明らかにした。 この綱領策定は、日医会長選挙の横倉氏のマニフェストの第一に、「日本医師会の基本理念の明確化と発信」を掲げていたことを踏まえたもの。 日医会長に就任したばかりの横倉義武氏は、綱領策定、地域医療の重要性、医学の進歩の臨床現場での普及に言及した。 横倉氏は、「多くの団体は、自分たちが目指すべき理念、方向性を綱領として定めている。日医の目的は定款に、『医道の高揚、医学及び医術の発達並びに公衆衛生の向上を図り、もって社会福祉を増進することを目的とする』と定めており、その目標達成のために様々な事業を実施している。しかし、具体的な活動指針は定めていない。日医の下にすべての医師が結集してもらうためにも、行動規範が必要。その内容は、会員すべてが納得できる内容であることが求められる。これを会員、国民に示すことにより、日医への理解が深まる。プロジェクト委員会をできるだけ早急に立ち上げて検討していきたい」と説明した。 個人質問に立った、...