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集団的個別指導、「在支診」のみ別建てで

レポート 2012年4月4日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

4月2日に開催された日本医師会定例代議員会で、日医常任理事の鈴木邦彦氏は、診療所の集団的個別指導で、在宅療養支援診療所(在支診)については、別建てで実施する方針であることを明らかにした。2012年度から全国で試行的に実施する。 集団的個別指導は診療所の場合、診療科別のレセプト1件当たりの平均点数の1.2倍以上の医療機関のうち、上位約8%に該当する施設を対象に実施される。翌年度も上位施設に該当すれば、翌々年度に個別指導の対象になる可能性がある。内科関係では、在宅を実施する場合、高点数になる傾向があるため問題になっていた。在支診の診療所を分け、集団的個別指導の対象を選定する試みが行われることになる。 日医に「保険診療検討委員会」を設置すべき 指導・監査関係の個人質問では、宮城県医師会副会長の佐藤和宏氏が、日医に「保険診療検討委員会」を創設するよう求めた。全国的な状況の把握や情報の共有、対応策の検討、さらには保険医としての教育を行うことなどが目的。 佐藤氏は、次のように現状を問題視した。「指導、監査に関して問題が山積していることは、この代議員会でも繰り返し質問されていることを見ても明らか。2...