1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 全医師の日医加入を求め、質問が集中

全医師の日医加入を求め、質問が集中

レポート 2012年4月4日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

4月2日の日本医師会の定例代議員会では、8つの各地域代表によるブロック質問、11の個人質問が行われたが、勤務医の加入や組織率の向上を通じて日医の発言力、プレゼンスを高める必要性が相次いで指摘された。 栃木県代議員の福田健氏は、「勤務医の加入率は5割に満たない。加入を進めても、『メリットは何か』と聞かれる。日医の求心力の低下はこまぬいているわけにはいかない。文部科学省、厚生労働省、各医学系学会などに働きかけ、日医が医療制度や医の倫理について責任を持って試験を行い、その認定証の取得を専門医取得の条件とすることを検討してはどうか」と、「勤務医に確実に加入してもらうための提案」を行った。 これに対し、日医常任理事の三上裕司氏は、「厚労省の専門医に関する検討会が、今夏頃には中間取りまとめ、今年末には最終的な取りまとめを行うことになっている。専門医の更新については、日医の生涯教育の受講を条件とすることを提言していく。日医は、医学教育から生涯教育まで、一貫した医師養成を提言している」などと説明した(『専門医の地域偏在解消、諸外国でも苦慮』を参照)。 日医会長の横倉義武氏は、「オールジャパンの強い日医...