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「辞めたい医師は減少しているか?」、勤務医3000人調査へ

レポート 2012年4月16日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

全国医師ユニオン主催の「第3回医療労働研究会」が4月15日開催され、同ユニオン代表の植山直人氏は、「勤務医労働実態調査2012」を実施することを明らかにした。同ユニオンの呼びかけで結成された、「実行委員会」が実施主体となり、5月中旬から7月末にかけてアンケートを実施。今年10~11月をメドに調査結果を発表し、シンポジウムなどを開催するほか、勤務医の労働環境改善を目指し、厚生労働省や国会議員への働きかけを行う予定。 「勤務医労働実態調査2012」への協力を呼び掛ける全国ユニオン代表の植山直人氏。 回答数は約3000人を目指し、勤務医の呼びかけ人を100人程度集めるほか、約10の主要学会をはじめとする医療関係団体に協力要請を行う。調査は郵送とインターネットを使う。 植山氏は、「厚労省や日本医労連、病院団体などが、大規模な勤務医の労働実態調査を実施してから、5年以上が経過している。この間、診療報酬では勤務医の負担軽減策が打ち出され、労働基準監督署から多くの医療機関が是正勧告を受けている。しかし、これらの施策がどの程度、効果があったのか。勤務医の労働環境が改善していない可能性もある」と指摘、調...