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レセプト審査、支払基金、国保連の統合は可能か?

レポート 2012年4月18日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会(部会長:遠藤久夫・学習院大学経済学部教授)が4月18日開催され、支払基金と国保連を統合する可能性について議論した(資料は、厚労省のホームページに掲載)。これは衆議院決算行政監視委員会が2011年12月8日、「行政監視に基づく事業の見直しに関する決議」で、「レセプト審査事務の効率化を図り、医療費を削減するため、支払基金と国保連の統合に向けた検討を速やかに進めるべき」と指摘したことを受けたもの。同決議では、(1)電子レセプトのさらなる活用やレセプト審査に係る民間参入の環境整備、(2)労災診療費のレセプト審査事務の支払基金等への委託、についての検討も求めている。 現在、厚労省は、支払基金と国保連を統合した場合の費用削減効果に関する試算と、全国約3500の保険者への意向調査を進めている。同省保険局保険課長の西辻浩氏は、「次回会議に間に合えば、これらの資料を提出し、議論を進める」と説明。決議に対しては、6カ月以内に厚労省が報告することになっており、6月8日までに一定の結論を出す。 4月18日の医療保険部会では、支払基金、国保連の統合問題のほか、「社会保障・...