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日医選挙は「危機感」の相違の帰結 - 安達秀樹・京都府医師会副会長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2012年4月25日 (水)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

三候補による戦いが展開された今年の日本医師会会長選挙。候補者の一人、京都府医師会会長の森洋一氏は、政治的中立と国民対話の重要性を訴え、二度目の会長選挙に挑んだものの、残念ながら第1回目の投票で3位に終わった。選挙対策本部長を務めた京都府医師会副会長で、中医協委員の安達秀樹氏に、今回の選挙戦の総括とともに、京都府医師会としての今後の活動、日医新執行部に期待することなどをお聞きした(2012年4月11日にインタビュー)。 ――率直にお聞きしますが、4月1日の日医会長選挙で、森先生の投票数をお聞きになった際、どう思われたのでしょうか。 正直、驚きました。1回目の投票で、1位の横倉先生は152票だった。これは我々の想定通りです。これで決選投票ができると見た。しかし、2位の名前が、「も」(注:森洋一氏)ではなく、「は」(注:原中勝征氏)から始まったので驚いたわけです。 安達秀樹氏は、「日医会長選挙に投票権を持つ代議員と、実際に我々がお会いした会員の年齢の乖離のようなものが、我々の感触と投票結果との相違として表れた可能性はある」と指摘する。 我々は今回の選挙で、全国を回りました。時間効率は悪いです...