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真の「日本の医師会」の創設が理想- 安達秀樹・京都府医師会副会長に聞く◆Vol.2

インタビュー 2012年5月7日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――選挙後の周囲の反応は。 4月1日の選挙当日に、感謝の会を開きました。私が最初の挨拶で、「残念に思います。『夢破れて山河あり』ですから、我々は京都に帰ります。この我々の主張の検証をして、さらに発展させていきたい」と申し上げた。その後、来られた各医師会の代表の方々が、ほとんど全員、挨拶ができる状況ではなかった。皆さん、涙され、絶句されていた。「森先生の考え方がなぜ理解してもらえないのか。このことを非常に残念に思う」と。これは私たちにとっては、衝撃でもあり、感動でもあり、財産でした。だからその責任は我々にはある。 ――会長選挙が終わったから終わりではなく、検証し、次につなげる責任はある。 あるインタビューで、森候補は「日医を変えていくのに、二つのやり方がある」と言っています。一つは、地元で、草の根的にやり、その結果を出しながら変えていく。ただこれは時間がかかる。日医会長になり、トップダウンで実施した方が早く、今の状況を考えるとそのスピードでやらなければいけないほどの状況だと思う。だから会長選挙に出た。これは正しい。ただ、これが実現しなかったのだから、一つの都道府県医師会として、草の根的に...