「今なぜ、医学部新設か?」、賛成派4人が講演
レポート
2012年5月20日 (日)
橋本佳子(m3.com編集長)
日本医学ジャーナリスト協会主催は5月19日、「今なぜ、医学部新設か?―医師不足の解消と医学教育を考える」をテーマに公開シンポジウムを開催した。 日本医学ジャーナリスト協会会長の水巻中正氏。 司会を務めた、日本医学ジャーナリスト協会会長の水巻中正氏は、文部科学省の「今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会」の「論点整理」が、医学部新設については両論併記でパブリック・コメントを求めたことを紹介(『医学部新設の賛否分かれる、両論併記でパブコメへ』を参照)。その上で水巻氏は、「約1000件の意見が集まったが、その結果を分析すると、宮城や新潟で医学部新設の要望が多かった。全体では約6割が新設に賛成していた。日本国内では医学部新設に向けた世論が徐々に高まりつつあるのではないか、というのが私の意見」と発言。 シンポジストとして講演した4人は、いずれも医学部新設、あるいはメディカルスクール新設を支持。さらに、フロアから、医学部新設の意向を表明している神奈川県知事の黒岩祐治氏、医学部新設構想を打ち出している国際医療福祉大学理事長の高木邦格氏が発言(『医学部新設反対派に反論、黒岩知事と高木理事長』を参...
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