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医学部新設反対派に反論、黒岩知事と高木理事長

レポート 2012年5月20日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

5月19日に開催された日本医学ジャーナリスト協会主催の公開シンポジウム「今なぜ、医学部新設か?―医師不足の解消と医学教育を考える」で、医学部新設の意向を表明している神奈川県知事の黒岩祐治氏のほか、医学部新設の具体的検討を進めている国際医療福祉大学理事長の高木邦格氏がフロアから発言、注目を集めた(シンポジウムの様子は、『「今なぜ、医学部新設か?」、賛成派4人が講演 』を参照)。 神奈川県知事の黒岩祐治氏。 神奈川県では今年4月、「神奈川県医療のグランドデザイン(案)」を公表(案は、県のホームページに掲載)、5月17日までパブリックコメントを求めていた。黒岩氏は、「報告書では、医学部新設については両論併記になった。しかし、県の方針としては新設を目指す。県医師会が最も抵抗を示さずに医学部新設ができるかを、知恵を絞り、今動いている」と説明。2011年12月に国に指定された「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」で、「開かれた医療のショーウインドーのような医学部」を作り、例えば英語で教育し、附属病院も外国人医師や看護師が働く、自由診療を行うなどの新しいタイプの医学部を目指すとした。 国...