原因分析報告書の公開、当初から想定 - 日本医療機能評価機構に聞く◆Vol.2
インタビュー
2012年6月4日 (月)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
◆原因分析委員会について 質問:原因分析委員会では現在、六つの部会を設けて報告書案を作成している。部会の一人の委員がたたき台を作成し、その後、部会のメンバーで議論する形なのか。 機構の回答:その通り。部会は8人で構成し、産科医4人、小児科医あるいは新生児科医が1人、助産師1人、弁護士2人だ。産科医4人のうち1人部会長で、残る3人の産科医が交代でレポーターとなり、たたき台を作成している。 質問:原因分析委員会や再発防止委員会のメンバーは、どのように選んでいるのか。 機構の回答:医師は日本産婦人科医会と日本産科婦人科学会に、助産師は日本助産師会に、弁護士は弁護士会にそれぞれ推薦してもらっている。任期は2年。 質問:部会は1回で議論を尽くせるものなのか。 機構の回答:部会を開く前に、メールベースで相当のやり取りがある。レポーターが作成した案を、各委員にセキュリティーに配慮したシステムを用いて事前に送り、案に対する意見を出してもらう。その後に、部会を開き、効率的に議論する形にしている。1回で議論が終わるものもあれば、継続審議のケースもある。各部会とも、月1回開催している。 質問:レポーターの負...
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