2015年からの新制度開始目指す - 池田康夫・日本専門医制評価・認定機構理事長に聞く◆Vol.2

――今の段階は、基本方針で専門医制度のあり方を示し、方針について各学会の理解を得ると同時に、サイトビジットで各学会の専門医制度を認定する作業をされている。 既に79学会のうち35学会については、認定を終えました。今はサブスペシャリティの認定を進めていますが、例えば内科の上に、循環器の専門医があり、さらにその上にインターベンションの専門医がある。「サブスペシャリティ」の「サブスペシャリティ」をどのようにして位置付けていくかという議論を、これから１～2年の間にしていく必要があります。 厚労省の検討会の中間取りまとめで方向性が打ち出されれば、中立的な第三者機関の設立に向けた準備委員会を立ち上げるという。 ――サブスペシャリティ、さらにはその上のサブスペシャリティを位置付けるかどうかは、どんな形で決めるのでしょうか。 基本領域がないと、サブスペシャリティはありません。そこでまず「基本領域から見て、それぞれの学会をサブスペシャリティとして認めるかどうか」という問いかけを基本領域の学会にします。一方で、サブスペシャリティの学会から見た時に、「基本領域の専門医の取得後でないと、サブスペシャリティの専...