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レセプト査定、頻度下がるも精神的負担増◆Vol.1

医師調査 2012年7月10日 (火)  山田留奈(m3.com編集部)

2012年春より、レセプトの突合点検や縦覧点検が本格化している。同一保険医療機関、患者、診療月の医科と調剤のレセプトを照合する「突合点検」、同一保険医療機関、患者の当月請求分と過去複数月のレセプトを照合する「縦覧点検」のいずれも、社保では3月審査分、国保では5月審査分から全面展開された。 コンピュータ審査も進む中、レセプト審査の厳しさは増しているかどうか。m3.comでは、診療所で勤務する医師会員を対象に調査を実施した(実施日:2012年6月20-26日、有効回答者数:448人)。結果を4回に分けて紹介する。 「訳の分からない返戻が急に増えた」 Q1.3年前と比べて審査が厳しくなりましたか。 *近畿エリアの「少し甘くなった」は1.4%。全国では0.2%。 3年前と比べてレセプト審査が厳しくなったかどうか聞いたところ、448人のうち、「少し甘くなった」と回答したのは近畿エリアの1人のみ。「甘くなった」と回答した人は皆無だった。約7割の医師が「厳しくなった」「少し厳しくなった」と回答。全国平均と比較して、九州・四国・中国エリアは「厳しくなった」と感じている割合が少し高い傾向が見られた。 Q...