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特定看護師の「認証」、日医は依然反対◆Vol.34

レポート 2012年7月13日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省のチーム医療推進会議(座長:永井良三自治医科大学学長)の第12回会議が7月12日に開かれ、特定看護師(仮称)について、「特定の医行為」およびカリキュラムを法的に位置付ける案を多くの委員が支持し、「特定の医行為」を行う看護師の能力認証に当たっても、国が一定程度関与する方向性でおおむね一致した。しかし、日本医師会は依然として「特定の医行為」等を法的に位置付けることに反対するなど、合意に達したとは言えず、次回会議で厚労省は改めて論点を整理し、想定し得る具体的な仕組みを提示し議論する予定。 特定看護師(仮称)をめぐっては、医師の包括的指示の下、(1)看護師が実施できる「特定の医行為」の規定、および「特定の医行為」ができるためのカリキュラム作成、(2)(1)のカリキュラムで研修した看護師の「能力認証」のあり方――が論点になっている。 厚労省は12日の会議で、(1)と(2)についてそれぞれ二つの案を提示。 ◆論点1:医行為分類とカリキュラムを、どのような形で位置付けるのか。 A案:法令上、特定の医行為およびカリキュラムを位置付ける。 B案:分類に従い、特定の医行為が「診療の補助」に含まれ...