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「開かれた医療の実現」に情熱傾ける - 黒岩祐治・神奈川県知事に聞く◆Vol4

インタビュー 2012年8月3日 (金)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――そもそも医学部新設は、医師不足の解消が目的だったと思います。国際的な医学部の新設は、やや離れた話ではないでしょうか。 少し離れていますね。 ――高齢社会にどう対応していくのか。神奈川県の医師不足に対しては、どんな対策を打つのでしょうか。 その部分については、若干修正しているのです。ただし、私は「開かれた医療」の拠点となる医学部が神奈川県内にできれば、特区内とはいえ、マグネット効果が生まれると思うのです。目の前で人々がどんどん光っていけば、人も集まる。「特区」であっても、我々はその中に自由に行けるわけです。そのような交流の中で、「開かれた医療」の果実を一番受けるのは、神奈川県民であると思っています。 ――神奈川県内の4つの医学部・医科大学は、2008年度以降、2012年度までの間に75人定員が増えています。これらの定員は、もう増やす必要はないというお考えでしょうか。 そこから先は、様々な組み合わせの話が出てくると思います。定員増と言っても、どこで増やすか。場所の問題があります。また、医学部新設と言っても、いろいろある。今まで医学部を持っていない大学が医学部を作る。あるいは医学部を持っ...