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「効率的な入院医療」実現に向け、分科会設置

レポート 2012年8月1日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会診療報酬調査専門組織に「入院医療等の調査・評価分科会」が設置され、8月1日に第1回会議を開催した(資料は、厚労省のホームページに掲載)。分科会長には、国際医療福祉総合研究所所長の武藤正樹氏が選任された。計12人の委員で構成する。 入院医療等の調査・評価分科会分科会長を務める、国際医療福祉総合研究所所長の武藤正樹氏。 2012年度診療報酬改定の答申の附帯決議で、「病院機能に合わせた効率的な入院医療を図るため、一般病棟入院基本料、亜急性期入院医療管理料等の見直しについての影響を調査・検証する」などが打ち出されており、入院医療全般にわたり診療報酬のあり方を検討するのが目的。18項目の附帯決議のうち、6項目が当分科会における議論の対象になる。 具体的には、2012年度診療報酬改定で見直しが行われた、(1)病院機能に合わせた効率的な入院医療の促進、(2)医療提供体制が十分ではなく医療機関の機能分化を進めることが困難な地域に配慮した評価の検討、(3)入院医療や外来診療の機能分化の推進や適正化に向けた検討、(4)診療報酬点数表における簡素化の検討、(5)医療機関における褥瘡の発...