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専門医制度、総合医と第三者機関を軸に見直し

レポート 2012年8月3日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の「専門医の在り方に関する検討会」(座長:高久史麿日本医学会会長)の第10回会議が8月3日に開催され、「中間まとめ案」をおおむね了承した。 専門医の認定と、養成プログラムの評価・認定という二つの機能を担う、第三者機関を設置するほか、「総合医・総合診療医」を、現在18ある基本領域の専門医の一つとして位置付けるのが柱。厚労省は、2013年度の予算概算要求で、総合医養成と第三者機関の設置を支援する予算を要求することを視野に入れている。今後、3日の議論を反映して、「中間まとめ」を作成、8月中の公表を予定している。9月以降も月1回程度、「中間まとめ」を基に議論を継続、今年度中の最終報告書の作成を目指す。 「中間まとめ案」に対する修正意見も出たため、座長を務める高久史麿日本医学会会長と厚労省が話し合って修正、その後、構成員の意見を聞き、「中間まとめ」を公表する。 もっとも、「中間まとめ案」では、「総合医・総合診療医」と併記しているように、その名称や養成プログラムのあり方は今後の検討課題。また第三者機関についても、「専門医の認定は、学会から独立した中立的な第三者機関が学会との密接な連携の下...