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勤務医は専門誌、開業医はMRが情報源

レポート 2012年8月10日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

公益財団法人MR認定センターは8月10日、記者会見を開き、MR誕生100周年を記念して実施した「MR実態調査」の結果を公表した。 その結果、「薬剤を新たに処方する際に最も影響を与える情報源」は、医師全体で見れば、MR(24.4%)で最も多いが、HP(100床以上の病院勤務医)では医学書・専門誌(23.8%)、GP(100床未満の病院勤務医、開業医)ではMR(28.8%)がそれぞれトップで、両者に相違があることが明らかになった。同様の質問をMRに実施すると、「同僚など他の医師」という回答が最多で、MRは自身の影響力をやや過少評価している実態も浮き彫りになっている。 医師がMRに求める能力は、「人柄・マナー(丁寧さ、熱心さなど)、人間的な信頼性」がトップで、「中立的な情報を提供(長所のみならず、短所も説明)」が続く。 さらに調査では、今年4月から実施された、医療用医薬品製造販売業公正取引協議会(医薬品公取協)によるMRの接待の自主規制に対する評価も聞いている。「非常に良いと思う」「良いと思う」の合計は、勤務医では25.1%、開業医では24.2%。これに対し、薬剤師とMRでは、4~5割に上る...