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特定看護師、法改正は来年通常国会へ◆Vol.37

レポート 2012年8月30日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」(座長:有賀徹・昭和大学病院長)の第25回会議が8月30日に開催され、特定看護師(仮称)が行う特定行為分類案とカリキュラム案について議論。特定行為分類案についてはおおむね構成員の了承が得られた一方、カリキュラム案については2年あるいは8カ月の修業期間の相違などをめぐり意見が対立、一定の合意を得るには至らなかった(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 厚労省は現時点の特定行為分類案とカリキュラム案について、関係団体から幅広く意見を聞くために、9月に説明会を開催、10月5日を期限に意見を募集する。9月上旬に第25回会議の意見を反映させた案を厚労省のホームページに掲載する予定。関係団体として想定しているのは、医学系の各学会、看護系の各種団体のほか、コメディカルの各団体など。財団法人星総合病院理事長の星北斗氏からは、カリキュラム案については、議論を尽くしていないことから、意見募集を延期するよう提案もなされたが、有賀座長はこの時点で意見を聞くことを支持したことから、厚労省の予定通り意見募集が行われる見通し。 厚労省医政局長の大...