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「効率的な入院医療」に向け、調査項目固まる

レポート 2012年9月5日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会の診療報酬調査専門組織(入院医療等の調査・評価分科会)が9月5日開催され、2012年度に行う調査項目についておおむね了承された(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。今後、中医協総会に諮り、調査項目を決定。その後、10月から11月に調査を実施、今年度内に結果をまとめる。同分科会は今年度末頃に次回会議を開催し、2012年度調査結果と、2013年度実施予定の調査項目について議論する予定。 入院医療等の調査は、入院医療の現状や、2012年度診療報酬改定の入院医療や褥瘡関係の改定の影響度などを把握するのが目的(『「効率的な入院医療」実現に向け、分科会設置』を参照)。(1)一般病棟入院基本料、亜急性期入院医療管理料等の見直しの影響、(2)慢性期入院医療の適切な評価の見直し、(3)特殊疾患病棟や障害者施設等から療養病棟に転換した場合に対する経過措置の実態、(4)褥瘡の発生等の状況、(5)診療報酬の簡素化の検討、(6)医療提供体制が十分ではなく、医療機関の機能分化を進めることが困難な地域に配慮した評価の検討――という分野に分けて調査を実施。(5)については、病院への調査では...