日本在宅薬学会で薬剤師教育も実施 -狭間研至・ ファルメディコ(株)代表取締役社長に聞く◆Vol.5
インタビュー
2012年9月20日 (木)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
――先生が先ほど言われた医療の全体最適を図るためには、先生の薬局だけでなく、共同薬物治療管理をより普及させていく必要があると思います。先生の薬局は、臨床研修センターもお持ちです。 2009年12月に在宅療養支援薬局研究会を発足させており、今年7月から(社)日本在宅薬学会に名前を変えています。そのほか、(社)薬剤師あゆみ会もやっており、「薬剤師認定制度認証機構(CPC)」の一組織として、「認定薬剤師」制度を運営しています。いずれも僕が理事長です。 日本在宅薬学会では、前身の在宅療養支援薬局研究会の時代から、それまで取り組んできた社内研修会に手を入れて、約5時間のコースにしてオープンにしています。僕が単独で講師を務めた回数は、これまで約45回。当初は1回約10人でしたが、今は20人くらい。僕が一人で教えるのには限界があるため、何回か来た人に、インストラクターやディレクターになってもらっています。僕のスライドを一式渡し、僕の講義もビデオ教材にしているので、それも活用する。ディレクターになった人が66人、インストラクターは112人。これまで講習会に来た人は、1110人を超えています。 神戸大学...
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