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開業医の労働問題を真剣に考える時期 - 梅村聡・厚生労働大臣政務官に聞く◆Vol.1

インタビュー 2012年10月18日 (木)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

この10月の野田第三次改造内閣で、厚生労働大臣政務官に就任したのが、参議院議員で医師の梅村聡氏。2007年が初当選でまだ一期目だが、医療の問題を現場目線で吸い上げ、国会で多岐にわたる問題を提起してきた。政務官としての担当は、労働や福祉などで、医療・介護は担当外になり、やや意外性を持って受け止められたが、厳しい勤務環境に置かれる医療者が多い中、労働と医療は関係する問題でもある。 梅村政務官に、就任の抱負や今後の方針などをお聞きした(2012年10月12日にインタビュー。計2回の連載)。 ――政務官に就任されて約2週間。先生ご自身の感想や周囲の反応はいかがでしょうか。 「政策に近いところに来た」という思いと、政局が厳しい中、「すごく大変な時期に回ってきた」というのが、今の率直な感想です。これまでは党の側にいたので、政局を気にはしていましたが、比較的自由に活動できた。しかし今は、政策についてはいろいろ取り組むことは可能ですが、「政局に非常に翻弄されている」という感覚があります。政局は自分自身ではどうすることもできない。国会を開くかどうかは首相の専権事項であり、補正予算を編成するかどうかも含め...