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「仙谷副代表と理解深める」と横倉日医会長

レポート 2012年11月4日 (日)  池田宏之(m3.com編集部)

日本医師会の横倉義武会長は10月31日の記者会見で、TPP(環太平洋経済連携協定)参加の是非を巡る日医の態度に、疑問を投げかける発言をした民主党仙谷由人副代表について「11月中に会うので、国民皆保険を求める立場から繰り返し説明をしていきたい。お互い理解を深めたい」と話した。日医は10月28日に、「TPP参加に反対運動を強化する」方針を改めて表明していた(『「TPPは着々と進んでいる」、中川日医副会長』を参照)。 横倉会長はこの日、「診療行為に関連した予期しない死」についても言及した。日医は、昨年まとめた提言を受ける形で、早急に新しい検討プロジェクトを立ち上げる方針(『日医、“事故調”案の再考迫られる』を参照)。「診療行為に関連した予期しない死」の議論は、政治情勢の混乱の中で先送りになっている面があるが、横倉会長は「医師関連団体の意見集約を図る」と意欲を示した。 国会で、特例公債法案を巡って審議が混乱している問題については、国の一般予算の執行が遅れるなどして、市町村のおける公的医療サービスが滞っていることを指摘した上で、「与野党を含め、法案の早期成立を要望する」とした。日医の「公益社団法...