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神奈川、新潟の2知事、医学部新設に意欲

レポート 2012年11月12日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

「現場からの医療改革推進協議会」の第7回シンポジウムが11月10日と11日に開催され、神奈川県知事の黒岩祐治氏が講演、新潟県知事の泉田裕彦氏もビデオメッセージを寄せ、それぞれ医学部新設への意欲を見せた。両氏は2011年12月末に、宮城県と静岡県を合わせ、計4県の知事の連名で、医学部新設に関する要望を国に提出している(『医学部新設で国際的な人材育成を目指す- 黒岩祐治・神奈川県知事に聞く』を参照)。 神奈川県知事の黒岩祐治氏は、約30分にわたり、医学部新設問題などを訴えた。 泉田知事は、新潟県の医師不足の現状を紹介、国に対して、(1)医師の地域偏在を解消できる実効性のある施策の実施(研修医の配置について政策的な措置を講じるなど)、(2)外国人医師の活用(日本の医学部で博士号を取得した医師などが医療に従事するなど)、(3)医学部の新設――を要望。泉田知事は、「新潟県に関して言えば、医学部を新設しても、医師不足は解消せず、病院で臨終を看取ってもらないという試算もなされているが、全国的に見て(医学部新設により、将来の医師数に)余裕が出るのであれば、海外の医師を育成することも視野に入れながら、医...