差額ベッド、最高は1日36万7500円
レポート
2012年11月14日 (水)
橋本佳子(m3.com編集長)
11月14日に開催された厚生労働省の中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)で、2011年7月1日時点での主な選定療養に関する報告状況が公表され、特別の療養環境の提供、いわゆる差額ベッドの最高額は、1日当たり36万7500円に上ることが分かった(資料は、厚労省のホームページに掲載)。2008年の最高額は21万円、2009年は21万円、2010年は18万9000円であり、過去のデータと比較しても高額だ。 2010年の場合、1日当たりの平均徴収額は、1床室7539円、2床室3048円、3床室2699円、4床室2307円で、平均5829円。 差額ベッドを算定しているのは、計25万4784床。差額ベッドを持つ医療機関の総病床134万5729床の18.9%を占める。2008年17.6%、2009年18.6%、2010年19.0%と推移しており、この割合に大きな変動は見られない。 200床以上の病院では、紹介状がない初診患者から診療報酬にかかる定率負担とは別に、費用を徴収できる。2011年7月1日現在で徴収している病院は1174施設、最高額は8400円、最低は105円で、平...
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