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医学部定員、9000人の大台突破

レポート 2012年12月7日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

文部科学省は12月7日、2013年度の医学部入学定員について、2012年度よりも計50人増員し、9041人にする計画を公表した(資料は、文科省のホームページに掲載)。12月14日開催予定の大学設置・学校法人審議会での審議を経て、正式に決定する。 医学部定員は2008年度から、それまでの抑制から増員に転じた。2007年度は7625人だったが、2008年度から2013年度までの6年間で1416人増員したことになる。 2013年度は、2010年度から2012年度までと同様に、(1)地域枠(地域医療への従事を条件とした奨学金、選抜枠の設定を行う大学の入学定員の増員)、(2)研究医枠、(3)歯学部振替枠――という枠組みで増員。(1)は12大学、39人増、(2)は5大学、9人増、(3)は1大学、2人増という内訳だ。 現行制度では医学部定員の上限は125人だが、2013年度は十分な教育環境を整えることができる大学については、140人まで定員増が可能。今回、最も増員したのは東北大学の10人増(地域枠)で、定員は135人になった。次いで5人増が、岩手医科大学(地域枠3人、歯学部振替枠2人、定員130人)...