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救急医療のカギ、トリアージと情報共有―有賀徹・日本救急医学会代表理事に聞く◆Vol.1

インタビュー 2012年12月10日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【年末年始スペシャル】の学会理事長インタビューのトップとして登場いただくのは、日本救急医学会代表理事を務める有賀徹氏。救急搬送の長期化はここ数年、メディアでも再三取り上げられる社会問題。東日本大震災を機に改めて救急・災害医療の在り方も、再考が迫られている。終末期医療にも直面する救急医療は、社会との接点が多い領域だ。その舵取りを担う同学会の有賀氏に、2013年の救急医療の注目トピックス、学会としての取り組みのほか、国レベルで改革が進む専門医制度の在り方などに関する考えをお聞きした(2012年11月20日にインタビュー。計3回の連載)。 有賀徹・日本救急医学会代表理事に聞く Vol.1◆救急医療のカギ、トリアージと情報共有 Vol.2◆災害医療の課題はDMATと消防の連携 Vol.3◆専門医の機械的配置には“嫌悪感” ――まず2013年の救急領域におけるトピックスをお聞かせください。 例年秋に日本救急医学会の学術集会を開催しますが、2013年秋は、第7回アジア救急医学会(the Asian Society for Emergency Medicine;ASEM)と共同開催することが一つのト...