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女性の「美しくも激しい変化」に魅せられて―小西郁生・日本産科婦人科学会理事長に聞く◆Vol.2

インタビュー 2012年12月24日 (月)  聞き手・まとめ:山田留奈(m3.com編集部)

小西郁生・日本産科婦人科学会理事長に聞く ◆地方医療の鍵は「各地の教育チーム再構築」 Vol.2◆女性の美しくも激しい変化に魅せられて ――日本産科婦人科学会は女性医師の比率が高いですね。女性医師に活躍していただくための施策などはお考えでしょうか。 30代以下の若い学会員では、女性が7割を占めています。以前、吉村前理事長が「10-15年後にもう一度危機が来る」とおっしゃっていました。確かに、女性は妊娠・出産でパワーダウンする時期がある。これは仕方がないことです。 かと言って、女性会員の比率を下げるようなことは考えていません。もちろん男性会員にも入っていただきたい。性別に関係なく、入会者増を目指しています。海野先生の出された試算によると、わが国の周産期医療がしっかりと発展するには、入会者が1年で500人は欲しい。しかし、実際は400人台にとどまっています。若手のリクルートが学会の最大の課題です。 現在、入会者数は横ばい、もしくはやや減少傾向にあります。意外に思われた方もいるかもしれません。最近、厚生労働省の方からも「学会員数は増えていると思っていた」と言われたくらいで、まだあまり知られて...