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参院選までは改革は小規模─二木立・日本福祉大学副学長に聞く◆Vol.2

インタビュー 2012年12月28日 (金)  聞き手・まとめ:星良孝(m3.com編集部)

『TPPと医療の産業化』二木立氏に聞く Vol.1◆7月までは「お試し内閣」 Vol.2◆参院選までは改革は小規模 7月まで改革は小規模と予想する。 ──とにかく夏の参院選の動向が注目されるとのことです。 もし参院選で自公が大勝したら、あるいは参院選を機に日本維新の会が政権に参画したら、その後3年間、国政選挙がなくなる可能性が高いのです。その都度民意を聞かずに、改革を進められるようになり、相当強引な施策を行う可能性があります。 ──TPP(環太平洋経済連携協定)の動向はかねて関心が高いようですが。 TPPの問題で大きかったのは、野田首相(当時)が選挙直前にTPP推進を選挙の争点にしようとして、頓挫したことです。初めはTPPに賛同しないと公認しないとまで言っていてくらいです。 それに対して自民党は「聖域なき関税撤廃を前提としたTPP参加交渉は反対」と主張していたので、選挙後、すぐの参加交渉入りは難しいと思います。 参院選までは農協の票に加えて、より少ないにせよ医師会票は意識せざるを得ません。今回の衆院選で自民党候補の中でもTPP反対の立場で当選した人も多くいました。参院選まではTPPの議...