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スイッチOTC、生活習慣病は「凍結」

レポート 2013年1月10日 (木)  島田 昇(m3.com編集部)

日本医師会は1月9日の定例会見で、4月に発売される持田製薬の高脂血症治療薬「エパデール」のスイッチOTC薬について、服用前のセルフチェックシートが「服用は医療機関を受診した人に限る」などと修正されたことを明らかにした。日医副会長の中川俊男氏は、今後の生活習慣病治療薬のスイッチOTC化について、「実質的には凍結状態だ」と述べた。 生活習慣病治療薬のスイッチOTC化について、「実質的には凍結状態だ」と述べる日医副会長の中川俊男氏。 昨年12月19日、薬事・食品衛生審議会薬事分科会でOTC化が決まった「エパデール」のスイッチOTC薬について議論。セルフメディケーションにおける一般医療薬品の在り方について見直すため、「別途、議論の場を設けることになった」(中川氏)。同会では持田製薬が「エパデール」のスイッチOTC薬を申請する際に添付したセルフチェックシートについても見直すことが決まり、これについて日医、厚生労働省、持田製薬が協議してセルフチェックシートをこのほど修正した。日医と厚労省によると、「持田製薬も了承している」という。 中川氏によると、セルフチェックシートには「服用は医療機関を受診した...