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突破力を支える「自信加乗」に根拠は不要-山王病院・富坂美織氏に聞く◆Vol.2

インタビュー 2013年1月22日 (火)  聞き手・まとめ:島田 昇(m3.com編集部)

『自信加乗』富坂美織氏に聞く Vol.1◆本来、医師は女性が働きやすい職業 Vol.2◆突破力を支える「自信加乗」に根拠は不要 元気のない日本の学生を見て、富坂氏は『自信加乗』のタイトルは本の構想を練り上げる前から決めていた。 ――本書を執筆するに至った経緯を教えてください。 ハーバード大学に留学する前、東京都内で最も夜勤が多いと言われている東京都の周産期センターに勤務していました。当直の回数は月に10回以上。そんなある晩、医療事故に遭遇しました。それがきっかけで、日本の医療制度に対する問題意識が大きくなり、医療制度の改革に携わる仕事がしたいと思ったのです。 それがきっかけで留学し、指導医が中国系の米国人で中国政府とパイプがあったこともあり、中国の医療制度改革のお手伝いをする機会がありました。中国は2020年までに国民皆保険導入したいと考えていて、ここで改めて日本の国民皆保険の素晴らしさを知りました。そこでお手伝いをしているうちに、マッキンゼーも医療制度が未熟な国の支援に携わっていることを知り、本当は留学が終わったら今の勤務先である山王病院に行く予定だったのですが、無理を言ってマッキン...