「皮膚診療指針、原則公開へ」─島田眞路・日本皮膚科学会理事長に聞く◆Vol.1
インタビュー
2013年1月24日 (木)
星良孝(m3.com編集部)
日本皮膚科学会では、皮膚科領域の診療ガイドラインの原則公開に踏み切る方針だ。従来、専門医向けに書かれた内容を、より幅広い診療科の医師にも分かりやすく改める作業を勧めている。さらに、皮膚科の分野では、自己免疫疾患や悪性黒色腫という難治性疾患の有効薬が登場。治療成績が大幅に向上する方向にある。専門医制度、研修制度の課題も含めて、日本皮膚科学会理事長の島田眞路氏が2013年の展望を語る(2012年12月17日インタビュー。計2回の連載)。 島田眞路・日本皮膚科学会理事長に聞く Vol.1◆「皮膚診療指針、原則公開へ」 Vol.2◆「専門医」で医師再配分なるか 「皮膚診療指針を公開する」と説明する島田眞路氏。 ──2013年、日本皮膚科学会にとっては、診療ガイドラインをはじめ新しい動きがあるようです。 診療ガイドラインの公開に踏み切ります。私が2012年6月に理事長に就任しまして、ごく最近までにほぼ決めました。2012年12月中には最終的に決定する方針です。 従来、日本皮膚科学会は診療ガイドラインを外に向かって公表していませんでした。私の中では、「診療ガイドラインのような情報は表に出すべきだ」...
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