「指導にメリットない」なんて心が貧しい-岩田健太郎・神戸大学感染治療学分野教授に聞く◆Vol.1
インタビュー
2013年1月25日 (金)
聞き手・まとめ:島田 昇(m3.com編集部)
神戸大学都市安全研究センター感染症リスクコミュニケーション分野教授で、同大大学院医学研究科教授(微生物感染症学講座感染治療学分野)、同大学医学部附属病院感染症内科診療科長兼国際診療部長の岩田健太郎氏は昨年、指導医が研修医に教えるため、また、研修医が指導医から教わることを想定した指南書『Dr.岩田健太郎のスーパー指導術 ~ 劇的に効果が出る“教えるコツ"“教わるコツ"』を上梓した。臨床研修の場で「指導医にメリットがない」と指摘する声に対し、岩田氏は「指導にメリットがないなんて、もったいない。指導にはメリットがたくさん。贈与の精神の本質を理解していない」と一蹴する。岩田氏が考える贈与の精神、医師の教育について聞いた(2012年12月28日にインタビュー。計2回の連載)。 『スーパー指導術』岩田健太郎氏に聞く Vol.1◆「指導にメリットない」なんて心が貧しい Vol.2◆分断より融合、威張るより謙虚に 「指導にメリットがないなんて、もったいない。指導にはメリットがたくさん。贈与の精神の本質を理解していない」と語る岩田健太郎氏 ――執筆の経緯について教えてください。 亀田総合病院に勤務してい...
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