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若手の1割が「月の休みなし」◆Vol.1

医師調査 2013年1月31日 (木)  島田 昇(m3.com編集部)

臨床研修の必修化以降、キャリアパスが多様化するなど、若手医師を取り巻く環境が大きく変わろうとしている。医師不足、医師偏在が指摘される中、若手医師への期待が今まで以上に高まっている。こうした中、35歳以下の若手医師「U35ドクター」は、どのような勤務実態を通じて、どのようなキャリアアップを模索しているのだろうか。 m3.comは、医師会員を対象として、調査を実施した(実施日:2013年1月25日~1月26日)。回答者は、25歳から35歳の勤務医、男女計296人。質問内容は、現在の「勤務実態」や指導医・上級医、医局、学会、関連する医療制度などに対する意識、「キャリアアップの方向性」など。 Q.1 1日当たりの平均労働時間を教えてください。 平均労働時間で最も多かったのは、「10―12時間未満」で37.2%。次いで、「8―10時間未満」31.4%、「12―15時間未満」24.0%、「6―8時間未満」5.7%の順だった。合計すると9割以上の医師の労働時間は8時間以上で、4人に1人の労働時間は12時間以上であることが分かった。8時間以上労働する医師は、常勤医のみで見ると93.4%とわずかに全体を...