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「医師の適正配置」学会が提案―國土典宏・日本外科学会理事長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2013年2月4日 (月)  聞き手・まとめ:山田留奈(m3.com編集部)

最も多くの専門医を擁する日本外科学会。理事長で、東京大学肝胆膵外科学・人工臓器移植外科学分野教授の國土典宏氏は「若手のための外科学会にしていきたい」と意気込む。若手に安心して外科医を目指してもらうための鍵は、医療安全と専門医、2つの第三者機関だ。また、若手の論文投稿、臨床研究や国際学会出席の支援、勤務負担の軽減など、アイデアは豊富。今、國土氏が見ているのは希望の光だ(2013年1月24日にインタビュー。計2回の連載)。 國土典宏・日本外科学会理事長に聞く Vol.1◆「医師の適正配置」学会が提案 Vol.2◆「若手のための外科学会」になる ――日本外科学会、2013年はどのような活動に取り組みますか。 私自身も理事長を拝命してまだ1年足らず。若者の目線に立って、「若手のための外科学会」という発想で進めていきたいと思います。 そのためには、まず2つの第三者機関に対し、外科学会がリーダーシップを発揮する必要があります。一つは「医療安全の第三者機関」、もう一つが「専門医の第三者機関」です。いずれも外科医の減少と深いつながりがあります。 ――では、まず医療安全についてお聞かせください。 國土典...