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総合医のカギ、関係者の理解と当事者の本気度

レポート 2013年2月4日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

「2013年、”総合診療医 元年”?! ”総合診療医”は、どのような医療者でありたいのか?」 総合診療医への注目が集まる中、こんなテーマを掲げた「Re:design Med Project」というユニークなイベントが2月3日、東京都内で開催された。主催は、一般社団法人Medical Studioで、ジェネラリスト(家庭医・総合診療医)の育成を目指したイベントの開催は2012年7月に続き2回目(『「ジェネラリスト宣言」を採択』を参照)。後援は日本プライマリ・ケア連合学会。参加者は約250人で、年齢層は若い。約4割が総合診療を実践する医師、約2割がそれ以外の医師で、看護師をはじめその他の医療従事者、医学生なども多数参加した。 最初に講演したのは、総合診療に取り組む5人の医師。共通していたのは、住民との対話などを通じて地域のニーズを把握、従来の医療の枠にとどまらず、さまざまな取り組みをしている点だ。それ故に、「家庭医」「総合診療医」の定義、役割について理解を得るのに苦労しているものの、活躍の幅の広さにやりがいを見いだしている。 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター附属粟国診療所所長の...