1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 新制度にも耐え得る眼科専門医―石橋達朗・日本眼科学会理事長に聞く◆Vol.2

新制度にも耐え得る眼科専門医―石橋達朗・日本眼科学会理事長に聞く◆Vol.2

インタビュー 2013年2月14日 (木)  聞き手・まとめ:山田留奈(m3.com編集部)

石橋達朗・日本眼科学会理事長に聞く Vol.1◆眼科医は新研修制度で激減した Vol.2◆新制度にも耐え得る眼科専門医 ――専門医制度の刷新に伴い、日本眼科学会の専門医制度も変更する予定がありますか。 いえ、特に変更する予定はありません。日本専門医制評価・認定機構にも内容を評価されていますし、このまま通したいと思っています。内容に自信があるからです。 日本眼科学会の専門医制度は1983年に立ち上がりました。他の学会と比べても比較的早い段階から導入していると思います。合格率は7割前後と、結構厳しい試験です。 試験を受けるための要件として、論文投稿、学会発表、手術数などを規定しています。先に述べたように、後期研修2年間のうち1年は基幹研修施設で研修する必要もあります。また、受験資格があっても、筆記試験で6割得点できないと落ちます。面接試験となる口頭試問でも容赦なく落としています。 眼科専門医の認定制度には自信がある。3割は不合格となる厳しい試験だ。石橋理事長は、新制度に移行後もレベルが落ちることのないようにしたいと語った。 新しい専門医制度では、むしろレベルを落とされるかもしれない。現在の...