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「医療現場の声は政治に反映してない」で一致

レポート 2013年2月22日 (金)  池田宏之(m3.com編集部)

m3.comでは、2012年末の衆院選で当選した新人議員のうち医師資格を持つ12人にアンケートを実施し、7人から回答を得た。寄せられた結果を見ると、「現場の医師の声が政治に反映されているか」との質問に対して、全員が「されていない」との現状認識を示した。医師の不足や偏在を聞いた質問では、5人が「不足している」としたが、偏在については、全員が「あり」と答えた。 回答を寄せたのは、自民党の今枝宗一郎氏、勝沼栄明氏、小松裕氏、三ツ林裕巳氏、日本維新の会の河野正美氏、宮沢隆仁氏、みんなの党の中島克仁氏の7人。 社会保障制度改革やTPP(環太平洋経済連携協定)など医療に問題が山積する状況にあって、全員が医師の声が政治の現場に届いてない現状を指摘し、「国民、政治家に現状が理解されていない」(河野氏)、「医師、歯科医師等の議員が少なすぎる」(三ツ林氏)として、医師と政治のつながりの薄さを指摘する声が寄せられた。「医療者の使命感、良心に行政が頼りきってしまっていて、声をしっかり聞こうとしていない」(勝沼氏)と行政に原因を求める声があった。 医師の不足と偏在を聞いた質問(4択)では、5人は医師不足を指摘(...