「不適切」なDPCコーディング是正へ

中央社会保険医療協議会総会（会長：森田朗・学習院大学法学部教授）は2月27日の会議で、DPC評価分科会におけるDPCコーディングに関する特別調査の実施を了承した（資料は、厚労省のホームページに掲載）。同分科会では、「DPCのコーディングの質に医療機関ごとに大きな差があるほか、不適切なコーディング例が存在する」との認識があり、特別調査の実施を通じて、2014年度改定で適切なコーディングを推進するための体制の検討を目指す。1、2カ月以内に調査を実施し、今夏までに結果をまとめる予定。 2月27日の中医協総会では、「後発医薬品の使用状況調査」の速報も公表されるなど、議題は多岐にわたった。 特別調査では、ヒアリング調査と、調査票配布によるアンケートの二つを実施する。ヒアリング調査では、適切なコーディングを行っている医療機関を対象に行い、その取り組みや、現在、DPC評価分科会で検討しているDPCコーディングマニュアル案に関する意見を聞く。調査対象の医療機関は、関係団体などから推薦を受ける。 また、DPCコーディングマニュアル案では、「医学的に疑問だとされる可能性がある傷病名」として、「050130...