「中長期的に医師不足」が半数超
スペシャル企画
2013年3月26日 (火)
まとめ・池田宏之(m3.com編集部)
m3.comでは東日本大震災から2年経過したのを受けて、震災、津波、原子力発電所事故の影響を受けた自治体に立地する医療機関のキーパーソン8人に実施したアンケート。3回目は、震災直後から現在までに不足した医療者やモノを紹介する。協力いただいたのは、岩手県陸前高田市の県立高田病院院長の石木幹人氏、宮城県石巻市立病院院長の伊勢秀雄氏、福島県南相馬市立南相馬総合病院副院長の及川友好氏、宮城県南三陸町の公立志津川病院の西澤匡史氏、福島県いわき市の比佐医院院長の比佐哲哉氏、宮城県岩沼市の総合南東北病院の松島忠夫氏、宮城県石巻市の石巻市医師会会長の舛眞一氏、岩手県大船渡市の県立大船渡病院の山野目辰味氏。 中長期的(発生から3カ月以降)に「医師が足りない」と回答したのは8人中5人いた。震災前から、医師が不足していた側面もあるが、震災がより事情を複雑にしていることがうかがえる。モノを見ると、「足りないものはない」と回答した人が6人いた。ただ、中長期的に、大型医療機器や、医療施設が不足したとの声もあった。 Ⅲ震災の教訓 Q.8地域において震災直後(1カ月後まで)、短期的(3カ月後まで)、中長期的(3カ月以...
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