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「震災の冷静な検証ができていない」

スペシャル企画 2013年3月28日 (木)  まとめ・池田宏之(m3.com編集部)

m3.comでは東日本大震災から2年経過したのを受けて、震災、津波、原子力発電所事故の影響を受けた自治体に立地する医療機関のキーパーソン8人に実施したアンケート。5回目は、自由記述に寄せられた、医療者への期待などを紹介する。協力いただいたのは、岩手県陸前高田市の県立高田病院院長の石木幹人氏、宮城県石巻市立病院院長の伊勢秀雄氏、福島県南相馬市立南相馬総合病院副院長の及川友好氏、宮城県南三陸町の公立志津川病院の西澤匡史氏、福島県いわき市の比佐医院院長の比佐哲哉氏、宮城県岩沼市の総合南東北病院の松島忠夫氏、宮城県石巻市の石巻市医師会会長の舛眞一氏、岩手県大船渡市の県立大船渡病院の山野目辰味氏。 行政等が「役に立った」とする施策について、「現場では役に立たなかったのに、冷静な検証ができていない」との指摘が寄せられた。福島の医師からは、放射線の実態について「科学的論評をお願いしたい」との意見もあった。支援への感謝の言葉も多い一方、「現在も医師が不足していて、確保したい」と、震災の影響がまだ続いていることがうかがえる。 Ⅴその他 Q.9 全国の医療者に期待すること、お困りのことなど、ご自由にお聞か...